技術記事 / ダイオードの焼結工程と封止用治具

ダイオードの焼結工程と封止用治具

焼結工程の基礎

焼結・封止工程では、各部材を組み合わせて電子部品に仕上げ、システムまたはモジュールメーカーへ供給します。本記事では、当社が豊富な実績を持つガラス封止ダイオードの製造工程と焼結用治具を紹介します。

(1)ダイオードとは


回答:回路図では一般に「D+番号」(例:D5)で表します。ダイオードの主な特性は、一方向にのみ電流を流す整流作用です。順方向では抵抗が小さく、逆方向では非常に大きくなります。

(2)ダイオードの用途

回答:整流、分離、定電圧、逆接保護、変調、ノイズ抑制などの回路に用いられます。整流ダイオード(1N4004など)、スイッチングダイオード(1N4148など)、ショットキーバリアダイオード(BAT85など)、LED、ツェナーダイオードなどがあります。

(3)ダイオードの封止構造

回答:封止方法により、ガラス封止、金属ケース、樹脂モールド、エポキシ樹脂などに分類されます。

(4)ダイオード焼結工程に必要な治具

回答:ここではガラス封止ダイオードを例に、焼結工程で使用する治具を説明します。

リード線、チップ(ダイ)、ガラス管を組み合わせるため、ガラス封止電子部品の製造現場では、一般に次の治具・設備を使用します。

A. チップ整列トレイ:製品仕様に合った電気特性と寸法のチップを整列させます。手作業の振込みに代えて自動整列装置を使用する場合もあります。

B. リード整列治具/リード供給ボックス:長さと寸法に応じてリード線を整列させ、はんだ付けボートへ供給します。自動化も可能です。

C. ガラス管整列トレイ:寸法と長さに応じてガラス管を整列し、はんだ付けボートへの移載を補助します。

D. はんだ付けボート(焼結ボート):各部材を所定の順序で保持し、焼結炉を通して組立て・封止を行います。

以上はガラス封止ダイオードの製造に欠かせない治具です。本記事が工程と当社の専門性をご理解いただく一助になれば幸いです。

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